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日本体育大学で鍛えられた心と身体

1978年春、甲子園球場のグランドから1塁側アルプススタンドを見ると、応援団は「浜松祭りの激練り」で歓喜の声をあげていました。不思議な光景でした。

高校での3年間は「勝つは偶然、負けるは必然」いかに相手より1点でも多く取って勝つために個人として、チームとしてどのように敵と戦うかを学びました。

休日は元旦だけ。練習中水を飲んではいけない。中田島砂丘を馬跳びで海岸線まで行き戻ってくる。何本インターバル走をやったか覚えがありません。今より中田島砂丘は何倍もの大量の砂に覆われたどでかい砂丘でした。とにかくよく走りました。

甲子園大会中、宝塚温泉「若水旅館」を宿にして毎日、一杯練習しました。旅館から練習場まではランニング。試合直前でも個人ノックがあり、いつになったら調整(軽い練習)になるのか。選抜大会の間もずっと練習漬けの毎日で気力、体力が身についたんだと思い返します。

それから約一年後、横浜市緑区鴨志田町にある健志台グランドで母校日体大硬式野球部の4年間の修行生活に入りました。

4年神様、3年天皇陛下、2年平民、1年虫けら

といわれる精神的な修行が一番の力になっています。240余名の野球部員は現役を続ける者もいれば、将来の指導者の参考にと細かく分業され野球というものを細かく学ぶ環境を上平監督は与えてくれました。コーチ、トレーニング、審判、データ分析と部員全員で時の大学野球のエリート集団である首都大学リーグの盟主「東海大学」に挑む野球部でした。現読売巨人軍監督「原辰徳選手」の圧倒的打力に打ち勝つ野球、総力を挙げて戦いました。人の生かし方。伸ばし方。時を守ることの大切さを学びました。これらの修行を積み、教員採用試験を突破し、中学校保健体育科教師として37年前社会人としてスタートしました。高校、大学時代に培った気力、体力を土台にがむしゃらに目の前の子供たちをいかに鍛えて、伸ばしていくのかを毎日へとへとになるまで子供たちとともに厳しく、楽しく日々過ごしました。

2014年6月春野中学校勤務時代、AKB48の秋葉原にちなみ静岡県浜松市天竜区春野町の「秋葉山秋葉神社」へ新曲プロモーションビデオ撮影の申し込みにプロデューサーが訪れました。そのついでに、学校撮影場所の候補地として「春野中学校」をいくつかある候補の中、打診がありました。撮影予定日に「秋葉神社」お勤めの皆さんの旅行が入っているということで「春野中学校」が学校撮影場所として選ばれたと聞いています。当時のAKB48総選挙トップ3が来校し、PV撮影をしていきました。「ちょいワルおやじ」めざして「こころのプラカード」を掲げてダンスしました。「まゆゆ」の隣でPV撮影するとはなんとも不思議な感覚でした。

この「不思議な感覚」は偶然ではなく、やるべきことをこつこつと積み重ねた結果「必然的」に導かれたものだと確信しています。「学校の先生は大変だけど、思いっきりやりがいのある仕事だ」と断言します。ありがとう日体大。頑張れ日体大。

昭和57年卒 山下修平校長 浜名中学校

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